「明日のエサ キミだから」は月間ヤングマガジンに連載中の若杉公徳先生の作品です。
学校に突然現れた人を食べるバケモノ。
逃げ出したり、戦いを挑んだ者は皆バケモノ犠牲に。
残った者はリーダー格の酒井に「明日のエサキミだから」と生け贄にされるのだった。
主人公の笹塚宗太は根っからのパシリを駆使してなんとか生き延びてきたが、生存者が残り7人となりついにエサに任命される。
学園を舞台に弱者の生き残りサバイバルは必見です。
そんな「明日のエサ キミだから」ですが、2巻がリリースされました。
私は今から読み始めたので、需要はないかもしれませんが、あらすじや感想をお伝えします。
「明日のエサ キミだから」第1話のあらすじ
校舎の中庭でバケモノを前にヘルメットにプロテクターで防備した男が対峙している。
硫酸の瓶を括り付けた坊を手におびき寄せようとするが、一瞬でバケモノに食われてしまう。
校舎の窓からその様子を見る者たち。
大久保は「ヒャーハッハ、結局、硫酸の瓶落としてるじゃん」と笑っている。
酒井は「あー、失敗したか、硫酸攻撃。硫酸は喰ったらさすがにバケモノにも効くと思うんだけどな」
山吹は一人サンドバックを蹴っている。
政井はその状況をビデオで撮影中。
バケモノが現れて60日。学校に籠城中。
ネットや電話はつながらず、世の中の状況はつかめない。
バケモノは学校から離れることはなく、恐らくまだ人間がいることを知っている。食い尽くすまでいるつもりと思われる。
発生当初は逃げ出そうとする者や立ち向かった者も多く、大量の死者が出た。
今は、毎日一人ヤツのエサとなる人を決め差し出し、救助を待っている。
現在の生存者は、この映像を取っている政井崇、酒井亮平君、大久保悠斗君、江藤あや、山吹光、笹塚宗太、万田満宏の7人。
発生から一度ヘリがきたがを物資を置き負傷者を載せて去ったきり。
ここでの主導者は酒井、大久保、江藤の3人が握っている。
彼らが必要のない人間からエサに指名するのだ。
笹塚と万田は、酒井達3人にお茶を用意し洗濯も取り込んでおきましたとアピール。
「気が利くじゃん」と江藤。大久保は江藤の胸を触っている。
「撮影してるだけの人と違って忙しいなぁ」と政井に嫌味を言う笹塚。
大久保は万田の肉をつまみ、「この状況でもお前痩せねーな」と万田の胸を強く揉む。
「おい、江藤、こいつお前より胸デカいぜ」
痛がる万田を見て大久保は笹塚に「痛がってるぞ、どうすんだっけ」と声をかけると、笹塚は「ほぉーあちゃちゃちゃちゃちゅあ」と大久保の乳首を高速で突いて喜ばせる。
トレーニングを終えた山吹にもタオルを渡し、「キック切れてるね」と気を使う。
「夕食に準備に行きます」と万田と部屋を出ようとしたとき、酒井に「明日のエサお前ら二人のどっちかね」と言われる。
「えっ僕らが?」「でもいろいろやることあるし」というと、「世話係は人数も少なくなったから一人で十分」と言われてしまう。
「でも、僕らよりほかの人の方が・・・」と食い下がる笹塚。
大久保に「うっせぇなー!酒井委員長の意見だぞ!文句あんのか!」「それとも今俺が殺してやろうか!」と凄まれ「すいませんでした」と受け入れるしかなかった。
笹塚と万田は片づけをしながら、「よくここまで生き延びたね」「笹塚くんのおかげだよ」と話し込む。
「いや、二人の力だよ」
見知らぬパシリだった二人がこの状況下で出会い、力を合わせて生き延びてきたことを思い出す。
寝床に着き、「どっちがエサになる?」と相談していると、喘ぎ声が聞こえてくる。
「くそっまたあいつらだ。毎晩3Pしやがって」「あの金髪やろう、何で、あんな奴が生き延びてんだ」と言いながら喘ぎ声で自慰する笹塚。
万田はすすり泣き「死ぬ前に一度はセックスしたかったよぉー」
「俺もだ」と笹塚。二人は意を決して山吹のもとへ向かう。
「山吹さん、すいません。僕たち明日のエサなので、どっちかとセックスしてもらえませんか」
「二人でどっちがエサになるか決めかねてて、山吹さんとエッチできたら決心がつきます。お願いします。」
みぞおちにパンチやキックを喰らわせられる。
「人間はエサなのか?戦え!生きろ!」と山吹に言われ、戦うことを決心した二人だった。
翌日政井は酒井達3人に「戦うんだって」と状況を説明している。
大久保は「エサの無駄使いだ」とやめさせようとするが酒井は「面白そう」の一言で欠航が許される。
笹塚の作戦は、笹塚がおとりとなりバケモノを引き付けている間に、万田は硫酸の瓶を拾い待ち構えさせ、笹塚を喰おうとバケモノが口を開けた時万田が硫酸を口の中に放り込むといったものだった。
そして本番。
笹塚は作戦通りにバケモノに近づく。「今だ万ちゃん」と思ったときに気づく。
万田は裏切り逃げて梯子を上ろうとしていた。
「ヒャーハッハ、やるなデブ」と校舎の窓から見て喜ぶ大久保。
「裏切者ー」と笹塚も梯子に上ろうとすると「ごめん、笹塚くん」と万田は頭を踏み落とそうとする。
「ほんとにごめん」と笹塚を落とそうとした万田は足を踏み外し転落しそうになる。
笹塚は手をつかみ助けた瞬間、バケモノに一瞬で飲みこまれる万田。
梯子が倒れかけ笹塚も落ちそうになったところ山吹が手を差し伸べ生還する。
笹塚の手には万田の手が握られていた。
下を覗くとバケモノに食われている万田の姿。
笹塚は「せめてもの」と万田の手を山吹の胸にあてる。
山吹にバシッと払われ万田の手は窓から落下しバケモノのエサとなる。
酒井は「すげー頑張ったね。笹塚くんだったけ?」
「ってことで明日のエサ、キミだから」
と告げられる。
「明日のエサ キミだから」第1話の感想、考察
真面目な生き残りサバイバル漫画かと思えば、山吹にボコられるとき、エッチがダメなら「おっぱい」とか「クンニ」とかって言ったり、万田が喰われた後、手だけ山吹の胸にあて「せめてもの」とかシュールなギャグがはいったり、独特な世界観に引き込まれました。
バケモノの正体とは?
冒頭から出て来るバケモノですが、どこから、どのようにして現れたのでしょうか?
エイリアンのような口に4つの目。
四足歩行の動物の突然変異なのか、それこそ地球外生命体なのか?
この状況に陥ったいきさつが気になりますね。
酒井がトップなのはなぜ?
生贄の決定権を握っている酒井ですが、別に強そうにも見えませんし、なぜトップに君臨できているのかが謎です。
大久保が委員長と言っているので、委員長だったから?
山吹の方が強そうですし、何かあるんでしょうけど・・・
まとめ
「明日のエサ キミだから」第1話のあらすじ、感想はいかがでしたか。
何とか生き延びた笹塚ですが、またエサに任命されました。
どうやって切り抜けるのか、今後の展開が気になります。
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