「明日のエサ キミだから」は月間ヤングマガジンに連載中の若杉公徳先生の作品です。
学園に突如として現れた人を喰らうバケモノ。
バケモノから身を守る為の苦肉の策はバケモノに生贄となるエサ(人間)を与えることだった。
学園を舞台にカースト底辺の主人公が生き残りをかけるサバイバル漫画。
スリルの中に絶妙な加減でインサートされるギャグのスパイスが病みつきになる作品です。
今回は10話のあらすじやネタバレ、感想をお伝えします。
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前回のあらすじ
ミケの子が孵化して校舎内に侵入し、瞬く間に卓也、仁田脇、ナオの3人が餌食となる。
万ちゃんのテンガのおかげで命拾いした宗太を含め残りの人間は屋上を目指す・・・
「明日のエサ キミだから」第10話のあらすじ
山吹とひじり、宗太は屋上に逃げる。
政井は追われながらもバケモノの子の様子を撮影、リポートしながら屋上を目指している。
屋上に着いた政井は映像に残せたことを喜んだ。
宗太はミケの大群のことを政井に問う。
政井は映像を確認しながら、学校にいた化けもの以外の存在に驚く。
宗太が突然のことに愚痴を漏らすと、おじさんはミケの子だと話し始める。
人を食らったミケは卵を産むらしい。
宗太はおじさんが知るわけを聞く。
見たのだと話し始めた時、宗太が手にしているテンガに気づき自分が拾ったものだと取り返そうとする。
宗太と押し問答になるが、おじさんが使ったことをほのめかされあきらめた。
その時ドゴッと大きな音と揺れを感じる。
驚く一同が目にしたのは、校舎に侵入したミケの姿だった。
宗太はエサを与えていないことに気づきと慌てると、おじさんはあきらめようと悟りきったかのように断言する。
宗太はこれまで必死に生き延びてきたこと、エサになった人のためにも諦められなかった。
ひじりはどうするんだと宗太に詰め寄る。
宗太は山吹さんに頼るしかなく声をかけた。
しかし、まだ準備ができていないと一掃されてしまう。
宗太は最後の切り札も不発になりあきらめかけた時、山吹がやるしかないと臨戦態勢に入る。
山吹は倒すために宗太に頼みごとをした。
宗太がどんな頼みか聞くと、バケモノの舌に巻かれることだった。
宗太は死んでしまうと訴えるが山吹は倒すには隙が必要だと説明する。
すると、屋根を突き破ってミケが屋上に現れる。
山吹は宗太を促した。
怖気づく宗太に山吹はあの夜の約束を叶えるからといった。
宗太は山吹に確認し念を押すと。恍惚の表情を浮かべダッシュしてミケのおとりになった。
ミケは意外と早く追いつかれそうになり、舌を出さない。
柵まで追い込まれ宗太はジャンプして飛び降りる。
するとミケは舌を伸ばし、宗太に巻き付ける。
山吹が槍を構えて飛び降り舌に突き刺す。
「ピギャ」とミケは宗太を巻いたまま、舌を口元に戻す。
山吹は宗太の手につかまり一緒に口元まで近づき、高速のパンチと蹴りでミケの4つの目をつぶす。
「ピギャァー」と苦しむミケ。
宗太はかろうじて顔だけ見えている。
山吹は手を伸ばし宗太を引っ張り出そうとした瞬間、ズブっと飲み込まれてしまう。
ミケは視覚を奪われ錯乱状態で暴れ、屋上から下に落ちていき銅像に突き刺さる。
一同は下におりてミケの様子を見ると、ピクリとも動かず絶命していた。
現実離れした出来事に言葉を失った。
政井は撮影しながらミケを倒したことをリポートしだす。
ひじりは宗太のことを口すると、山吹は無念の表情を見せた。
「明日のエサ キミだから」第10話の感想&考察
山吹さん強すぎでした。
今までどうにもならずエサを与えてきたミケを倒すことができました。
宗太は犠牲になりましたが、主人公がここで死ぬことはないので復活するはずです。
1話で万田と一緒に死ぬ前にセックスしたいとお願いしたのが伏線となってました。
山吹さんがここでその話を持ってくるとは恐れ入りました。
宗太は死を意味する舌に巻かれる決意をしたわけで、ある意味、エサとなったのかもしれません。
今後の展開について
ミケは無敵ではありませんでした。
山吹さんは、舌を出して捕食している隙をつけばミケを倒すことができます。
ミケのように大きくなる前ならば、もっと簡単に倒せるはずです。
今後はミケを狩っていく展開もあり得そうです。
おじさんが見たものとは?
おじさんは、ミケが産卵することも知っていましたし、テンガに気づく前に「私は見た」と言っています。
ミケが成長して子供を産むところをすでに見ているということですよね。
いつ見たのか、どこで見たのかこれから明らかになってきそうです。
宗太は生きているのか?
宗太はミケに食われた状態でミケがしんでしまいました。
主人公がいなくなるとは考えにくいので、生きていることは間違いないと思います。
まとめ
「明日のエサ キミだから」第10話のあらすじ、感想はいかがでしたか。
今後の展開が楽しみです。
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